Atom搭載ベアボーンPC Shuttle XS35 V2は使えるか

自宅でプライベート用として手軽に使えるサーバーを置いてみたいと考え中古のベアボーンPCに手を出してみました。

採用したのはShuttleの「XS35 V2」という10年ほど前のモデルでAtomD525 CPUを搭載した小型マシンです。

震災当時のと言えば分かりやすいかもしれません。

Shuttle XS35 V2のケース

マシン本体はフリマアプリやネットオークションで多く出品されているものを格安で入手させていただいています。動作未確認ということですが、こんなの扱っているくらいなら起動画面くらいは確認出来ると思うのですが果たしてどんなものなのでしょう。

Shuttle XS35 V2の右側面

画像だと分かりにくいですが本体は薄型ですが奥行きがあるので昔の外付けハードディスクなんかより奥行きがある印象です。

サイズは約38.4x162x252 mmほど。

USBなど背面のインターフェイス

背面には、USB×4つ、LANポート、音声入出力と画像出力端子があって、このモデルではHDMIは非搭載になっています。

正面は、USBが一つとメモリーカードスロットがあって、光学ドライブが入る部分はプレートがハマっているだけでした。

内部の基盤構成

2.5インチHDDとSODIM

中古品なので遠慮なくケースを開けてみますが要領が分からず爪を何か所か破損してしまいました。

中央に見えるのがS.O.DIMMで2GBが入っていました。右側にあるのが2.5インチのハードディスクでSeagate社製320GB、メモリとHDDの間の上側に見えるのが無線LANモジュールです。

シリコンパワーSSD128GB

HDDはSiliconPowerの128GBに入れ替えて使用することにします。

SSDに換装したShuttle XS35 V2

この状態でいったん電源を入れて起動してみます。

標準のHDDでも確認してみましたが国内企業がメディアサーバーとして出荷していたものなのかLinuxが起動しますが不安定です。正体不明のシステムなのとAtomマシンにHDDではモッサリ感確定なのでSSDに換装しました。

電源を入れBIOSのチェック

Shuttle XS35 V2に必要な電源は19V2.1Aの出力が可能なACアダプタです。

Shuttle XS35 V2の型番ラベル

注意しなければならないのは、この端末は電源を繋ぐとボタンを押さなくても起動してしまう仕様のようです。

サーバーマシンを買ったことがないので分かりませんが、そういった仕様が一般的なのでしょうか。中古なので常時電源を入れたままで使うつもりはなかったので意外でした。

BIOSに入るには電源を投入してからDELキーを連打です。他のキーは試してません。

その後BIOSを見て動揺したのが、USBからBOOTさせる設定がありません。あとで気づいたのですがBOOTさせるUSBを刺した状態でないとBOOTデバイスの候補として表示しないようです(USBインストールは可能な模様)。

世代的に微妙だなとは思っていましたが心配はいらなかったようです。ついでにネットワークブートが選択できる超玄人仕様。

光学ドライブをノートPCから移植

思わぬ早とちりからUSBメディアからのインストールではなくほかの手段をとることになりました。

DVDドライブのコネクタにHDDを起動用に設置できないかと合わせてみましたがHDDやSSDとは規格が違いました。

少しの間、思考がストップしたあと取り出してきたのがコレ。

NECVersaProPC-VJ22ERZHBの光学ドライブ

以前にCPU換装で記事にしていたNECのノートPCです。

PCの背面のネジを1本外すと取り出せました。正面のカバーはShuttle XS35 V2に入れると干渉するので剥がして使います。

Shuttle XS35 V2へDVDドライブ

OSさえ入ってしまえば要らないものでスマートではありません。

BIOSでBOOTドライブの指定

これでOSインストール用の起動ドライブを確保できました。

次はインストール作業に移りますが、OSは最近Raspberry Pi OSなどを扱った経過があり気になっているDebian10 buster(32bit)を入れる予定です。

とりあえず環境整備が整ったので一安心ですが、以後は別なOSを入れる際にはUSBからのインストールに挑戦したいものです。

PC版のRaspberry Pi OSをインストール【XPネットブックASPIRE ONE AOA150】

シングルボードコンピュータのRaspberry PiでOSの新規インストールをしていたら、Raspberry Pi OS(旧Raspbian)がPC向けにもリリースされていることを知りました。

もっぱら趣味の学習用に使っているRaspberry Pi3modelBですが、システムを理解するのにPCに同じOSを入れてみるのも良いかもしれないと思いインストールしてみました。

PC向けRaspberry Pi OSの準備

PC版Raspberry Pi OSの正式な名称は「Raspberry Pi Desktop for PC and Mac」。

RaspbianのGUIバージョンがPCにもインストール出来てしまうというもので、何気にラズパイファンには嬉しいものではないでしょうか。

www.raspberrypi.org

Raspberry Pi OSなのでモノはDebian系のLINUXで32bitOSです。

これを公式サイトからダウンロードしてきました。

2021年1月現在で「2020-12-11-raspios-buster-i386.iso」というファイル名。

このisoファイルをRufusなどを使いUSBメモリに書き込んで起動ディスクにしました。

ノートPCへインストール

インストール先のPCは以前にメモリ増設やSSD化で記事にしているAcerのASPIRE ONE AOA150。

wakeari.danman.jp

メモリの増設後も1.5GB止まりのままだったため、WindowsPCとしての利用に限界を感じていたのは否めません。

SSDもこのPCに使うには勿体なく感じ、32GBの容量のものに交換してしまっています。

そんなこともあって、今回Linux(Raspberry Pi OS )を試しにインストールすることになりました。

インストール用のUSBメモリから起動するためASPIRE ONEの電源を入れF2連打でBIOSに入りBOOTディスクをUSBに設定した後に、PC本体にインストールイメージを書き込み済みのUSBメモリを刺してPCを起動させます。

インストール操作の流れ

グラフィカルインストールを選択

PCを起動後に最初の画面ではGraphical installを選びます。その下のInstallは達人向けのCUIがインストールされてしまうので一般人はGUIが無難でしょう。

タイトルにDebianの文字が出ていいますがRaspberry Pi OSのインストーラの画面です。

キーボードの選択

次に進むとグラフィカルな表示に切り替わります。キーボードの選択画面でJapaneseを選択、この後言語を選ぶメニューは出ませんが「Go Back」を押せば出てきます。

Partition disks

とりあえずキーボードの設定だけでContinueを押すとLoad Installer・・・のインジケータが表示されPartition disksに移ります。上のGuided-use entire diskを選択して次に進みます。

インストール先ディスクの選択

SSDとUSBメモリが表示されるのでインストール先ディスクとしてSSDを指定。

全てのファイルを一つのパーテーション

一番上の「全てのファイルを一つのパーテーションに・・・」を指定。

パーテショニングの終了

自動で作成された領域を確認しパーテショニングの終了を選択。

パーテーションの確認メッセージ

続いて本当にこのパーテーションで良いのか?みたいなメッセージが出るのでYesにしました。後戻り出来ないよってことでしょうね。

このあとベースシステムのインストールに移りますが、基がXPノートなせいもあってか10分以上かかりました。

GRUBブートローダーの組み込み

GRUBブートローダーをインストールするか?みたいなのが出るのでYesにしてます。ストレージが32GBなので必要ないと思ってしまいますが。

BOOTローダーの設置場所

ブートローダーをのインストール先を聞かれます。なるほどデスクトップPCだとブートローダーだけ別ディスクにできるようです。ノートなので選択肢はなくSSDにしました。

インストールメディアの取り出し

ここでインストールメディアを外すようメッセージが出ます。光学ドライブならカシャッっとトレイがオープンするタイミングのようですが、USBの取り出し操作をshてしまってよいのか迷う場面です。

心配な場合は再起動した段階でF2キーを連打しBIOS画面で電源ボタンを押してシャットダウンさせて取り出しかと思いますがどうなのでしょう。

この後、Continueを押せば最終処理に移りますが数分時間がかかりました。

OS起動後の設定

Raspberry Pi OSの初期起動画面

インストール完了後の起動画面です。ここまでDebianと同じデザインだったので心配でしたがパソコンでRaspberry Pi OSのGUIが表示できました。

Nextでセットアップ開始

Nextを押して初期設定を行います。

言語、タイムゾーンなどの設定

最初に言語、タイムゾーンなどの設定。

ユーザーパスワードの設定

ユーザーパスワードの設定、rootのパスワードはここでは設定されないようです。

Wifiの指定

 使用する無線LANのSSIDを選んで進むとWiFiパスワードの入力画面に進むので使用する場合は入力します。また、無線LANの設定をスキップすることも可能です。

セットアップでのアップデート

Nextを押してupdateを実行(通信環境により時間がかかります)。

Raspberry Pi OSのPC版セットアップ完了

設定が全て終わると「左上のメニューからいろいろ使ってみてね」みたいなひょじになるのでDoneをクリック。

Raspberry Pi OSが動いているノートPC

以上で、ノートパソコンへのRaspberry Pi OSインストールができました。

インストール工程はほぼDebianでしたが、システムがどこまで共通なのかは分かりません。

これが動くということは、Debian10の32bitもインストール可能なのではと期待してしまいます。

それより、Windows10と比べるとサクサクした操作性になったのが嬉しいところです。

基盤好きの観賞用RaspberryPi_Zero

一般的には認知度が低いハードウェアかもしれませんが、IOTの開発や学習などに便利なRaspberryPi(シングルボードコンピュータ)という存在。

見た目はカードタイプで、動かして楽しい、役に立つのは勿論のこと基盤好きの自分にとっては、小さく納まった本体を見ているだけでもなんだか落ち着く気がします。

基盤を見ながら酒が飲める

実際にハードウェアとして機能するのが条件ですが、情報機器の基盤、特にPCのマザーボード(M-ATX規格とか)などの外観に芸術性に似た価値観を覚えます。

細かく描かれた電子回路と接続コネクタなどに周りこんだ金属部の輝きが見ていて飽きることがありません。

もちろん自分が設計したものでなければ、訳が分からないのが事実ですが、その作り込みが細かく技術的に優れている物ほど機能美というか電子機器なりの美しさを感じるような気がするのです。

基盤むき出しのRaspberryPi_Zero

もちろん、そればかり長いことじっくり見つめていられるほどではありませんが、何かをしているときにテーブルに小物のように飾っておいたら落ち着くような効果があるのではと感じます。

少々、大げさに言えば電子基盤をグラスの横に置きながら一人でワインでも飲んだらいつもとは別な酒の飲み方ができるのではと思っています。

誤解のないように付け足しますが、そうしていられないと居られないほど好きだということではありません。

シングルボードコンピュータのもう一つの魅力

基盤好きだからといって、PCのマザーを剥き出しで置いておいたら邪魔になるし趣向的にも変です。

これが、RaspberryPiだと剥き出しのまま置いておいても大きさ的にそう邪魔になることもなく、その様も何かのマザー(基盤)剥き出しではなく置いてあるのはシングルボードコンピュータです。

透明ケースのRaspberryPi_ZERO

一応プレート状のケースを装着

使う人の多くはケースを準備して起動させるのが普通かもしれませんが、RaspberryPiはそのまま素でも置いて置いてもRaspberryPiという製品そのものです。
基盤好き目線で見れば、どこか絵になる存在感を感じられるのもRaspberryPi。

そんな基盤一枚で存在感を感じさせるRaspberryPiは動かすときだけ使うのももったいないので、普段は仕舞い込まず観賞用に置いておくことにしてみます。

瓶入りにしたRaspberryPi_Zero

瓶入りのRaspberryPiZero

RaspberryPiZeroだと、このように小さな瓶にすっぽり入ってしまいました。

勿論、ただの飾りにしたわけではなくOSインストールを経て起動を確認済みです。

試してはいませんが、5Vバッテリーを一緒に用意してあげれば瓶の中で起動してくれそうです。

遊び心で瓶入りにした基盤

電源さえあれば起動可能

ほんの遊び心で瓶入りにしたシングルボードコンピュータですが、これって真面目にIOT学習用に使っている人からしたら想像が付かない利用法かもしれません。

好きこそものの上手なれというように、仕事や勉強だけのツールだったらプライベートな時間には見たくないものでしょう。

まあ、自分的には充分満足な観賞用RaspberryPi。今後も好きな物は瓶詰めにしてしまうことがあるかもしれません。