2年ほど使用してきたZenFone3ですが、ここのところバッテリーの減りが早いように感じたのでバッテリーを交換してみることにしました。
今回記事にした作業は、このブログを書き始めて初の失敗作業です。
タッチパネルの上の方が反応しなくなってしまいました。
※端末の分解作業は様々な危険を伴うほかデータの消失に至ることもあります。バッテリー交換はバックアップを行ってからメーカーなどの専門業者へ依頼しましょう。
使用するバッテリー
PCいじりには慣れていますがスマホのバッテリー交換は初めてでしたので、関連する簡易工具みたいなものがセットになった物を小運ひゅうしてみました。
正直、最新モデルのZenFone5がもう一回り小さければバッテリー交換なんかしないで素直に機種変更したところです。
バッテリー交換作業
作業を行った機種はZenFone3_ZE520KLです。
交換の手順はケース背面のパネルをはがしてバッテリーを入れ替えた後に再び背面のパネルを接着させるというものですが、初心者にはハードルが高い作業に感じました。
まずはSIMカードとマイクロSDが入ったトレーを引き外します。
注意点その1_液晶パネルへのダメージ
バッテリーとセットになっていた工具にスマホの表と裏を吸盤で密着させる手法でケースを開ける工具が付いていましたが、ZenFone3には使用しない方がよいかもしれません。
付属の吸盤ペンチみたいな工具をZenFoneに使用すると接着が弱い液晶パネル側に力が加わりタッチパネルの表面が歪んでしまいます。(表の液晶パネル側は隙間が出来るけど背面は接着が強くはがれる気配なし)
私のZenFone3はおそらくこれが原因でタッチパネル不良に陥ったものと考えられます。
このように素人のバッテリー交換にはリスクが付きまとうので、どうせなら、背面のパネルを少し浮かせるために多少の傷を覚悟で精密ドライバーを継ぎ目に差し込んでやるのも手かもしれません。
いずれにしても、吸盤を使う場合は背面だけに密着させ薄いプラスチックの板のような物を隙間に入れる切っ掛けを作ります。
画像はバッテリーに付属してきたギターピックのような物ですが、これを入れ込んだ場所からゆっくり一周させて一周させます。
このとき、SIMトレー側のサイドには細いアンテナ線があるので注意します。
注意点その2_指紋認証モジュール
背面のプレートを上手くはがすことができると画像のようにバッテリーが現れます。
画像は新しいバッテリーを重ねてみたところですが、コネクタの場所はカメラモジュールを囲んでいる黒い樹脂プレートを外すなり浮かすなりしないとアクセスできません。
実はこの樹脂プレートがトラップのような仕掛けになっていて、気づかずに外そうとすると指紋認証モジュールにつながる細く短いフラットケーブルが千切れてしまいます。
黒い枠を外す際は中央付近にある指紋モジュールのコネクタを先に外す必要があります。
今回は、指紋認証のケーブルを外して樹脂プレートを少し浮かせた状態でバッテリーのコネクタを外しました。
本体からバッテリーを取り出す
コネクタが無事外せれば、いよいよ古いバッテリーをはがすことができますが、バッテリーの裏には太いフラットケーブル通っているのでここも要注意です。
純正バッテリーは2本の両面テープで固定されていました。
このように古いバッテリーの取り出しが済んだらあとは新しいバッテリーを設置して蓋(背面パネル)をするだけですが、コネクタを接続する前に新しいバッテリーを両面テープで固定してしまうと上手くコネクタがはまらなかったりするのでテクニックが必要です。
先に書いたとおり、バッテリーを装着したところでテストで電源投入してみたのですがタッチパネルを痛めてしまったようでZenFone3は代替えのタッチパネルが届くまで背面を開けた状態でしばらく放置することになりました。
データのバックアップを取っていなかったので、googleアカウントでも復活できない一部のデータを救出したいので捨てるわけにも行かず中途半端な状態が数日継続することになります。
スマホバッテリーのコネクタ
スマホを持ち歩かず過ごすわけにも行かず新しい端末を購入することになった今回のバッテリー交換ですが、自分としては貴重な体験でしたのでバッテリーのコネクタの画像などを記録しておきました。
このコネクタは肉眼では構造が見極めにくいほどの小ささで、取り外しは簡単にできますが接続するのにもややコツが必要でした。
なんとも中途半端になってしまった今回の訳ありレポートですが、たまにはこんなこともあるかなといったところです。
むしろ今まで失敗が少なかったと思って諦めることにします。
おすすめ記事