レジで年齢確認が不要な人に限って皮膚の水分が少ない

秋が深まってきた先日のこと、スーパーのレジで年齢確認のためにレジのタッチパネルを指でタッチしたところ反応が鈍く、3回タッチを繰り返し最後には軽くたたくような動作でようやく確認ができました。

自分としては、外見も中身も間違いなく大人としての魅力に磨きが掛かっているも肌の水分まで磨ききってしまっているようです。

年とともに反応しにくくなる年齢確認

コンビニやスーパーのレジで画面へのタッチを求められる年齢確認の操作。

見た目では20歳以上かどうか確認が難しい若年層の手では問題なくキビキビ反応してくれ年齢確認がスムーズにいきます。

一方、大人の中でもある程度の域を過ぎてしまって、もう誰もが認める20歳どころか中年以上になると、水分や皮脂が少ない手になっていて確認用の画面が上手く反応しにくくなってきます。

外見から判断して充分な大人であるのが明らかなのに年齢確認を迫られる。まあ、そこは協力するのが社会の一員としての義務というか道徳にのっとった行動として素直に応じるまでであります。

ところが、世間の目から見て明らかにあの人は大人といいう見た目に至ってしまい本人が認めたくない(できれば現実であったほしくない)という年齢になっていても、その確認を都度迫られるのが年齢確認なのです。そして、大人であるが故にあえて気にしていないクールな表情でタッッチパネルを押す操作を済まさなければなりません。

内心、「充分大人なんだけど気にしてないから自然に済ませてやるぜ」と思っていたところを加齢による手の乾燥が災いし機械が反応せずクールな表情をニヒルな表情に変えざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。

フィットネスクラブの帰りに

私は、日常的にフィットネスクラブへ通う習慣があります。

クラブで爽快に汗をかきシャワーを浴びた後、家に帰ってからビールが飲みたくなり帰り道のスーパーでビールを買い求めようとしたときのことです。

普段から気になっていたタッチパネルでの年齢確認がいつにも増して反応しません。

当たり前です、フィットネスクラブでの運動後に汗どころかいつも以上に丁寧に画面操作に必要な水分と皮脂をキレイに洗い流しさっぱりしてしまっているのです。

クラブを出てきた本人は運動をこなせた程良い達成感を得ているのですが、スーパーやコンビニのレジの前では「達成感現象→大人すぎる現実の受け止め」という日常に一時的に引き戻されるわけです。

反応が鈍いタッチパネル対策

この年齢により手が乾いてきてしまう症状は進行を止める手段はないものなのか気になります。

手軽に皮脂の乾燥だけを回復するならば、ハンドクリームをこまめに塗るしかなさそうではあります。

レジのタッチパネルについてだけ考えるなら、年齢確認でタッチが必要なスーパーでのレジ会計も、セルフレジでは店員が別な操作ですませてくれたりするのでセルフレジを使うのもありですね。

また、一般のレジでは確認が必要な商品が冷蔵ケースにあるビールなどならレジに並んでいる間に冷えた缶に指をあてていれば若干の結露で指が湿ってくれそうです。

ただ、冬場の空気が乾燥する時期にこれが通用するかは難しそうです。

昨今、導入が進んでいるキャッシュレス決済などで年齢情報を確認できるシステムを加えてもらえればどうかとも思いますが、それだけで済ませてしまうと不正がされやすくなるので無理ということでしょうか。

皮肉なことですが、日本では少子高齢化が進み消費者の年齢層はますますベテランの大人が中心になっていくことが考えられます。

この傾向を鑑みれば、メーカー側でのタッチパネルの質の向上や業界が新しいシステムへ移行していくだろうことは容易に推測できることではあります。

そして、業界のシステムが法令やコンプライアンスに乗っ取ったシステムへスムーズに移行するためには景気を持続、向上させるための若い労働力が必須であるのは確かなことのようです。