ネットブックに使える2GBメモリが一つ余っていたので、ネットオークションで価格が手ごろになっているXP搭載のネットブックを落札しメモリを増設してみました。
入手したのはNECのLavieLight_PC-BL300/TA6Wです。
このミニノートPCはネットブックの中でもメモリ増設(交換)作業の難易度が高い機種になります。
キーボード側の本体は全分解
PC分解は、けがやPCの故障など危険を伴う作業ですので自己責任で行うことになります。
また、このモデルはメモリスロットへのアクセスまでに多くの手順を踏むのとフラットケーブルを含めコネクタ類の脱着にある程度経験と知識が必用です。
マザーボードまでのアクセス
最初にバッテリーを取り外した後、ハードディスクを固定しているネジ2本を外してHDDの保護に貼られている黒いフィルムの端(指先で引き出す)摘んでHDDを引き出します。
PC裏面のネジ10本(うち4本はバッテリー裏)を外します。
キーボード内側のネジも外していきますので、区別できるよう並べて置きました。
このPCはゴム足で隠れたネジというのがないので有り難いです。
なお、キーボード周りの作業については、別サイトに同モデルの色違いについて掲載しています。
参考
DBサーバーNEC_LavieLight_PC-BL300/TA6Bメモリ増設データベースFAN
基本的にどのノートPCにも共通しますが、キーボードの取り外しは固定されているものがなくなったように見えても、裏はフラットケーブルで繋がっているのでキーボードを少しだけ持ち上げコネクタからケーブルを外すようにします。
写真の手前側に見える白いフラットケーブルはタッチパッド用です。これも忘れないうちに外してしまうことにしました。
フラットコネクタの取り外しに注意して、キーボードを外したあと左側にあるモニタへの信号線のコネクタを真上に引き抜き、次にWifiモジュールに接続されている白と黒のアンテナ線も壊さないよう丁寧に外します。
LaVieLightの分解には注意必用なコネクタの脱着が大まかに数えて5カ所ほどありました。
左右のヒンジを固定しているネジも外して、液晶モニタ部分を取り外してしまいます。
モニタを取ってしまうと壊してしまったような気がして心配になりますね。
キーボードの下になっていた7本のネジと無線LANモジュールを固定していた2本のネジを外すと、あとはすんなりカバーが外せます。
マザーボードの取り外し
カバーを外すとマザーボードが見えますが、この基盤をケースから完全に外さなければメモリスロットにアクセスできない仕組みです。
スピーカーの配線を固定している黒い布テープをはがし、スピーカー用のコネクタを外します。
左側ヒンジ付近にある電源コネクタを固定してるネジを外せば、ケースとマザーボードの分離が可能な状態になります。
マザーの取り外しはCPUクーラーの送風口のフィン付近、またはUSBポートなどを押すようにすると外しやすいようです。
基盤を取り外すと底面のケースにはスピーカーが二つ残ります。
取り外したマザーボードを裏返すと既存のS.O.DIMMが見えました。
メモリの交換
下が元から付いていたPC2-6400の1GB、これを上の同じPC2-6400の2GBと入れ替えます。
メモリの交換が済めばあとは元通りに組立ていきますが、ここまで分解してあることに気づきました。
PC-BL300/TA6にはmSATAスロットがある
このLavieLight_PC-BL300/TA6という機種にはSSD用のスロットがそんざいするようです。
ちょうど2.5inch用の黒いSATAコネクタの下にあるスペースが、どうにもSSD用のスペースのようです。
たしかBIOSのメニューにもSSDの文字がありました。そして、NEC_LavieLightの型番違いのモデルにはSSD搭載機種(mSATAかどうかは不明)があったように記憶しています。
今回のメモリ交換の作業は、液晶パネルもキーボードも元通りに戻し正常動作を確認できましたが、あのSSD用ソケットが使用可能なのか非常に気になるところです。
今回の分解作業は2度としたくない作業の部類でしたが、mSATA規格のSSDも今は非常に魅力的な価格で入手が可能ですし、この調子では再びこのLavieLight PC-BL300/TA6Wを分解してしまう日はそう遠くなさそうです。
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