ソニーが世に放ったPalmデバイスCLIEの初代モデルがPEG-S500Cでした。
[no_toc]当時も相変わらず他に類を見ない斬新なデザインを打ち出してくるのはデジタルカメラに止まらずPDAでも同じでした。
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PEG-S500Cの特徴
初代CLIEのデザインにはPDAに興味が有る無しを問わず店頭でデバイスに触れるきっかけになっていたことでしょう。
ソニーと言えばメモリースティックにジョグダイヤルでしたが、PEG-S500Cにも搭載されています。
Palmデバイスにジョグダイヤルを搭載したCLIE独自のハードウェア仕様はユーザーへ快適な操作性をもたらすものでした。
仕様
CLIE_PEG-S500C主なスペックは次の通りです。
- OS:PalmOS(R)日本語版Ver3.5
- CPU:DragonballEZ(20MHz)
- 大きさ:タテ114.7(mm)×ヨコ70.9(mm)×厚さ15.2(mm)
- 重量:12.2(g)
- メモリー:8MB(RAM)/4MB(ROM)
- 電源:リチウムイオンバッテリー
SONYのCLIEには、この初代モデルを含め乾電池駆動のモデルが一切ありません。
出先で充電切れを起こした場合にACアダプタが必須でしたが、ソニー製であることとクオリティーの高さを考えると、わざわざ乾電池モデルを出す必要はなかったことでしょう。
PEG-S500Cの使用感
PEG-S500Cに搭載されたカラー液晶は屋外でとても見づらいものでした。
後継機のカラー液晶モデルとは異なり、バックライトの点灯には電源ボタンを長押ししなければならず、バックライト点灯中でも視認性は良いとは言えないものでした。
しかし、ソニーは誇るCLIEのデザインにはPDAに興味が有る無しを問わず店頭でデバイスに触れるきっかけになっていたことでしょう。
CLIEの初代モデルPEG-S500Cは、その後繰り出されるSONY製Palmデバイスの先駆けとして充分な魅力を持つ存在でした。