カードサイズの電卓(カシオのSL-760LU)を持っています。
この電卓は大きさがちょうどクレジットカードと同じ大きさで薄型にできています。
存在し続けるカード電卓
薄型カード電卓SL-760LUを手に入れたのは、もうだいぶ昔のことで1つ以上時代を遡るほど。
小さく薄い本体は持ち運びに便利ですが、便利だからといっても一般人が電卓を自分で持ち歩かなければならない場面というのはそうありません。
持ち歩き用の電卓が必要なのは売る側の方ですので仕事によります。
とくにフィーチャーフォン(ガラケー)が普及し始めてからは、電卓を持ち歩くのは桁の多い数字を扱う営業マンに限られたことでしょう。
それも、やがてノートPCやタブレットにとって変わることになり電卓は持ち歩くものではなく、デスクに固定して置かれるものとして定着したと言えます。
SL-760LUと同じ形をしたカード型電卓は今でも販売されていて、同じSL-760という型番も健在の様子。
外見も機能もそれほど変わらないようで、今でも継続して販売されているということは一定の需要はあるようです。
時間計算機能「TIME CALCULATIONS」
手元にあるSL-760LUには時間を計算する機能が付いていて、液晶表示の下に「TIME CALCULATIONS」と書かれています。
「%」ボタン(上にHMSと表記)を一度押すと時間計算モードになり、12時30分15秒と入力するには「12」、「%」、「30」、「%」、「15」とボタンを押します。
例えばこれに1時間35分45秒を足す(1時間35分45秒が経過した時間)計算をするときの手順は、「+」、「1」、「%」、「35」、「%」、「45」、「=」とボタンを押します。
ごらんの通り計算結果が14時06分00秒で表示。
もちろん時刻から時刻を差し引き経過時間を求めることも可能です。
優秀な日本製電卓
もう軽く10年以上経っている電子機器なのに、ボタンの入力も計算機能も問題なく利用できます。
裏面をみたら、しっかり「MADE IN JAPAN」の文字が入っていました。
今では安価な電子機器は海外生産がほとんどだと思われるのでこの日本製「SL-760LU」は貴重なものかもしれません。
このカード電卓も発売当初は、今の倍以上の価格設定だったのではないでしょうか。
そう考えると出番がないカード電卓ですが、今後も大事にしてしまいそうです。