PDAが家電店などで販売されていた頃、PDAの商品コーナーには周辺機器や汎用ケースなどと一緒に売られていたものにスタイラスペンがあります。
スタイラス単体のものやボールペンと一体になったものなども存在していました。
パイロット社のアルミ製スタイラス
当時、PDA用のスタイラスペンは複数のメーカーから出ていたと記憶しています。
画像の黒のスタイラスはPILOT社から販売されていたもので、本体には小さく「Pentopia」と書かれています。
スプリング内蔵のペン先
このPILOTのスタイラスはペン先がオレンジ色。
実はこのペン先部分は本体に内蔵されたスプリングによって、圧力がかかりすぎると本体側に沈み込むように出来ています。
汎用で使えるスタイラス
静電式のタッチパネルが主流になる前は、感圧式の液晶パネルはPDA以外のデジタル機器へ多く採用されていました。
こうしたスタイラスペンもPDA専用というよりは、それらの感圧式の液晶パネルを搭載した端末へ利用が可能なものです。
実際に商品パッケージにPDA用と記載されていたかどうかは今となっては分かりませんが、この小さめのサイズからしてPDAを意識したデザインではあるようです。
こうしたペンにたよらずパネルへ指で直接操作できるのは静電式の最大のメリットですので、こうしたスタイラスペン単体での販売というのはこの先あまりなく、珍しいものになりつつあるのかもしれません。