NECのVersaPro_VJ22E/R-BとVK22E/R-Bの違い

手元に外見がほとんど同じNECのノートパソコンVersaProが2台あります片方は以前CPU交換の記事を書いたVK22E/R-Bで、もう片方はVJ22E/R-Bという機種です。

この2台の「VersaPro」は仕様を調べても大きく異なる部分が見あたらず発売時期が少し違う程度なのです。

同じ見た目のVJとVK

VJとVKで型番が違うので何処かで差別化されているはずですがCPUやチップセットなど基本構成は同じで見分けることができません。

VJ22E/R-Bのエンブレム

このJ_VR-BはJが付加されているという意味?

VK22E/R-Bのエンブレム

VK22E/R-BのほうにはJが無い

ポイントは「J」の有無なのか、軽く調べてみると「JシリーズはSOHO/中小企業向けに用意したビジネスPC」とのことで不要な機能やソフトウェアを非搭載にしたシンプル設計のモデルだそうです。

とは言ってもピンときませんし、だいいち今どきSOHOなんて用語が生きているのかどうか疑問です。

価格に大きな違いあり

ちょっと比べた感じでは仕様の違いを判別できないこの2台、発売当時の価格に大きな違いがあったようです。

VJ22E/R-Bの発売時の希望小売価格は42,800円~となっています。(随分安い)

一方、VK22E/R-Bのほうは128,000円~と結構な値段でした。(共に税別価格)

どちらもベースモデルとして紹介されていますが、この違いはVK22E/R-Bのほうは追加の仕様やプリインストールアプリに付加価値を持たせているのだろうと考えられます。

分かりやすいのが、MSのOfficeソフトが付属するかどうかといったところでしょう。もちろん価格差から言ってそれだけではないと思われます。

どちらもVRシリーズ

価格以外の違いは、VK22E/R-BはOSにWinows7Professionalが搭載されていてVJ22E/R-Bは同じWindows7でもHomeEditionがプリインストールされていました。

これについては、VK22E/R-BはWindows7のProのプリインストールマシンだけが存在し、VJ22E/R-BではXPも含めWindowsOSの選択肢があったようです。

この2機種はどちらも「タイプVR」という形状にあたるらしく、このタイプのハードウェアに構成の自由度を広く持たせたのがVJ22E/R-Bでメーカー側で安定した構成を提供したモデルがVK22E/R-Bであったと言って良いでしょう。

この辺の違いは、代理店の営業マンなんかは詳しく把握しているのでしょうが、ネットでは詳細に知ることができません。

やはり販売代理店あっての電機メーカーってな事情なのでしょう。